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疲れない介護を行うために

家族の介護については、自分で行いたいと考える人も多いだろう。
配偶者であったり、両親であったり今まで一緒の時を過ごしてきたからこそ、恩返しの意味も込めて家族で介護をしたいということは、不思議なことではない。
しかし、介護は長引けば長引くほど家族を疲れさせる。
経済的にも苦しくなるし、家族の社会生活を阻害することもある。
家族が疲れずに継続して介護を続けていくためには、プロの介護職員の力を上手に使うことが大切である。

介護は介護度が高くなっていくと24時間体制になるので、介護する家族は寝る時間が削られたり、仕事や学業に支障をきたしたりすることがある。
仕事や学業がおろそかになることは、将来的に経済的なリスクを抱えることになる。
肉体的な疲労がたまらないように、日中はヘルパーを利用したり、家族が休養をとれるようにデイサービスを利用したりすることが大切である。

また、介護は誰でも簡単にできるものではなく、プロが仕事として行うものである。
家族が介護を続けていけば、慣れないことに不安になったり、うまくかないことにストレスを感じたりすることは当然のことである。
そのような時は、プロの介護職であるケアマネージャーや介護福祉士などに相談をすることで、心が軽くなることが期待できる。
家族だけで介護を抱え込んでしまう必要はない。プロの意見を聞きながら、任せるところはプロに任せて、家族ができることをしっかりと果たしていくことが大切である。